オルラ/オリーヴ園

 

 久しぶりのモーパッサン。2020年になっても古典が訳されている。新訳の方が嬉しい。やはり古典は面白い。長年、読み継がれたからはずれはない。モーパッサンは生涯に300の短編小説を描いた。本書には八篇の物語が入っている。精神病を患った男の幻覚の物語だったり、秘めた過去を持つ小さな村の神父の物語だったり、本当に色とりどり。