2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論

久しぶりの新書。ヤマザキマリの著作はこの本で二冊目。いや内容が濃い。ミケランジェロからラファエル、ダヴィンチ、ダンテまで登場する人物評である。冒頭にはカラーの画像もあるので大変満足。 白黒の画像も多数収録。どこかで見たことがある画があってで…

水木しげるのラバウル戦記

水木しげるは93歳まで生きた。もしかしたら若くして戦死していたかもしれないが。すごい強運の持ち主というか身体がすごい丈夫だった。たまたま歩哨の任務に就いていたら仲間が残る宿舎が敵から攻撃を受けた。自分だけが生かされた。敵からの空襲で片腕を失…

腰ぬけ愛国談義

半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義を読了。 宮崎駿と半藤一利の対談本である。2人とも長年の知恵と経験がある。すごくいい本。宮崎駿の航空機への思い入れが深く、本書を読めば「風立ちぬ」が細部までより深く楽しめる。宮崎駿のアニメーションへのこだわり…

マイトレイ

ミルチャ・エリアーデのマイトレイを読了。珠玉の恋愛小説。また本棚にずっと残しておきたい本が増えた。フォースターのインドへの道が出版されたのが1924年でエリアーデのマイトレイは1933年に出版された。両方とも異文化の接触が物語のメインで異なる民族…

アフガニスタンの診療所から

2019年の12月4日にアフガニスタンで医師をしている中村哲氏が何者かに銃撃を受けて殺された。運転手と4人のボディーガードも含めて全員が亡くなった。アフガニスタンは今だにタリバンがいて武装組織がいてイスラム国がいて非常に危険な地域だ。日本で生温い…

ぼくらが漁師だったころ

チゴズィエ・オビオマのぼくらが漁師だったころを読了。今、アフリカから特にナイジェリアには沢山の良い作家がいる。オビオマもその1人である。作品のレベルがとても高いと思った。本作品は青春小説だ。オビオマは29歳の時にこの物語を書いた。若い世代にし…