2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

老いぼれグリンゴ

カルロス・フエンテスの老いぼれグリンゴを読了。以前私がメキシコに旅行に行った時に驚いたことがある。メキシコ人が読書好きでいたるところで古本市場を見かけたことだ。マンの作品やウルフ、ワイルド、世界文学が揃っていた。駅前にも本が置いてあった。…

夜間飛行

サン=テグジュペリの夜間飛行を読了。最近、チャトウィンのパタゴニアを読んだが作中でこの作品に触れる箇所がある。夜間飛行はパタゴニアでの郵便飛行機を描いた作品だ。新潮社の翻訳はかなり古い。だから光文社の古典新訳を選んだ。素晴らしい翻訳。言葉…

君たちはどう生きるか

宮崎駿の本書の映画化決定を機会に読了。挿絵があって非常に読み易かった。宮崎駿は消費するよりも生産する側になりなさいと言ったが、この名言はこの作品に書かれているので宮崎駿が本書に相当、影響を受けたのがわかった。映画が楽しみである。 君たちはど…

パタゴニア

チャトウィンのパタゴニアを読了。すごい。紀行文学の傑作。情報量が多くて中身が一杯詰まっている。優れた学術書を読んでいるような気がした。それでも全然堅くない。小さな物語がいくつも入っている。全てはパタゴニアについて関係している。日本からはは…

十二夜

松岡和子さんの翻訳はいい。 良い作品だった。 シェイクスピア全集 (6) 十二夜 (ちくま文庫) 作者:W. シェイクスピア 発売日: 1998/09/01 メディア: 文庫