2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

韓国フェミニズム小説集 ヒョンナムオッパへ

いい読書だった。フェミニズムというワードに引かれた。小説の世界は今まで男性中心だった。僕は新しい物が好きだ。フェミニズムと聞いて新鮮な響きがあった。今の日本に足りない物だ。日本が旧態依然としている時に韓国はもっと前を行っている。男だろうが…

風の巻く丘

マリーズ・コンデの風の巻く丘を読了。壮大な物語。登場人物が沢山出てくる。人物相関図を作らないと混乱する。舞台は十九世紀後半から二十世紀前半にかけてのカリブ海の島々。著者のマリーズ・コンデはグアドループ出身でフランスで教育を受けた。グアドル…

宇宙に行くことは地球を知ること

宇宙飛行士の野口聡一と矢野顕子の対談本。今まで読むのを渋っていた。宇宙と聞いてとても難しいイメージがあった。でもこれほど読みやすいとは思わなかった。宇宙飛行に関して大分詳しくなった。 野口の経歴がすごい。今までに2回の宇宙飛行の経験があって2…

水深五尋

こういう物語はイギリス人にしか書けないなと思った。海に囲まれた島国だからこそ書ける小説だ。 舞台はイングランド北東部の北海に面するガーマスと言うとても寒い所だ。ガーマスは架空の土地で著者の出身地のタインマスをモデルにしている。著書の自伝的要…