遠野物語は奥が深い。正直に言って、岩手の事は、宮沢賢治の故郷の花巻しか知らなかった。
遠野は山に囲まれた盆地。でも川が流れているので涼しげだ。この土地から沢山の物語が生まれた。遠野の舞台した100を超える小さな物語。
以下は遠野物語を読んで感じた自分なりの解釈。
座敷童子が住む家には富が訪れると言い伝えがある。しかし座敷童子が去ってしまったらその家は没落する。
遠野では神様は当たり前のように存在するのだ。神社にお参りに行く時には出入り口は跨ぐように歩かないといけない。何故なら内と外の関係があるからだ。境内の中は神聖な場所で守られている。山姥や他の妖怪は入って来れないのだ。
大柄の赤顔の山神が神聖視されていて彼が山から降りてくる時は村人たちは家から出ない。
河童が出てきて、山姥が悪さをして、狐が人を騙して村人たちは非現実的な存在を信じていた。