わたしの名は赤 オルハン・パムク

 2006年にノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムクは故郷のイスタンブールを舞台に本作を書き上げた。学生時代は画家を目指していただけあって絵画への造詣も深い。オスマン帝国時代のお話なのでちょっと日本人には馴染みが薄いので分かりづらい点もあるが最後まで読むに値する作品だと思う。

 

わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)

わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)

 

 

 

ラテンアメリカ十大小説 木村榮一

 ラテンアメリカ文学の入門書である。新書なので文字数も多くなくリラックスして読める。本書を参考に何作か読んでみたいのが見つかった。例えば失われた足跡とかは超面白そう。ラテンアメリカ文学といえば幻想的で魔術的な作品が有名である。私は基本的にペシミズムだがマジックリアリズム的な小説も大好きだ。旅行ではまだ南米には行った事は無いがいつか行ってみたい。安い航空券が見つかり次第。

 

ラテンアメリカ十大小説 (岩波新書)

ラテンアメリカ十大小説 (岩波新書)

 

 

 

ロミオとジュリエット

 イタリアに行きたくてしょうがない。ロミオとジュリエットの舞台はイタリアのヴェローナである。世界中で読み継がれる作品を読む事はあまり無い。私は捻くれ者だからあまり名作は読まない。でも私の尊敬している作家さん達が皆シェイクスピアロミオとジュリエットは完璧な小説だというので、読んだ。確かに始まりから終わりまで無駄がなく辻褄が合っている。近々実際にヴェローナに訪れよう。

 

ロミオとジュリエット (新潮文庫)

ロミオとジュリエット (新潮文庫)

 

 

 

ヴェニスに死す

 ヴェニスに行きたい。ヴェニス(ヴェネチア)は世界で最も美しい都市と皆が声を揃えて言う。トーマス・マンヴェニスに死すは昔の作品だが名作は衰える事はない。ドイツ文学者の高橋義孝氏の翻訳は大変素晴らしくマンの文体をそのまま日本語に訳している。映画も観た。こちらも原作の美しさを忠実に再現している。短い作品なので気軽に読めるのもいい。

 

トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す (新潮文庫)

トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す (新潮文庫)

 

 

 

緑の家 バルガス リョサ

 2010年にノーベル文学賞をとったペルー出身の作家、マリオ・バルガス・リョサの代表作である「緑の家」を読了。いや〜面白かった。登場人物が沢山出てくるので名前を覚えるのが大変だった。まるでトルストイの「戦争と平和」のようだった。実際にリョサは青年期に「戦争と平和」を読んでいる。もしかしたら影響を受けてるかも。何と言っても物語の舞台がペルーのピウラという実在する都市とアマゾン川で普段私が知る事のない世界だったのでとてもエキサイトして読めた。ピウラはペルーの第2の都市でリョサは幼い時にそこで暮らしていたのだ。砂漠地帯でペルーの首都リマとはあまりいい関係ではないらしい。アマゾン川リョサが実際に訪れて綿密に調査を行った上で本書を著しているので大変リアリティがある。物語は5つに分かれていてそれがだんだんと交差して最終的に全てが繋がっていくという設定だ。ラストは若干腑に落ちない点もあったがペルー人の南米の生活様式についてはとても興味深く読めた。他にも多数の小説があるのでまた機会があればリョサの作品を読んでみたい。

 

緑の家(上) (岩波文庫)

緑の家(上) (岩波文庫)

 

 

 

フランスに行ってきたよ!

 今日フランスから帰ってきた。いやーかなり疲れたわ。パリしか行ってないけど楽しかった。よくフランス人は冷たいとか言われるけどそんな事はなくて思ってたよりもまあまあ親切だった。パリ症候群なんて言葉があるぐらいだから行く前はかなりビビってたけどそんな事はなかった。ただ怪しい署名活動の軍団には何回も声をかけられたが。一週間ほど滞在したけどほぼ毎日、ひたすら美術館や博物館を観に行ってた。俺ははっきり言って美術や芸術にはそんなに興味は無いのだけど美術館の建物の中が静かでエアコンも効いていて居心地がいいから行くのだ。後は絵や彫刻を観ていると癒される。だからそんなに深い意味はない。フランスにきてまず始めに驚いたのは超多民族国家である事。ニューヨーク以上に人種が沢山いた。外国人とってはパリは住みやすいだろうなと思った。だってパリには移民が多いから。ただ住むには物価が高すぎるし主食がパンだし俺はちょっと難しいかな。水が3ユーロって…

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エッフェル塔に登るのには長蛇の列が出来てたよ。

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フランスパン。1.7ユーロ。

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ロダン美術館。

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ピカソの美術館も行ったよ。

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ルーブル美術館も行ったよ。

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凱旋門デカイ。

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優雅な景色。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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台湾の高雄に行ってきた! タイガーエア台湾を使っての感想。ドカ食い。

 大好きな台湾にチケットが安く取れたので行ってきた。台北には行った事があったが台湾第二の都市といわれる高雄には今回初めていく。タイガーエア台湾というLCCで往復券が2万円で取れたので割と満足している。高雄への直行便はなかなかないので、非常にこれから需要が出ると思う。画質は携帯が古いのでご了承を。とにかく今回の旅は食べて食べて食べまくった。何故なら物価が安くて食事が滅茶苦茶美味しいから。

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高雄の夜市。

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高雄の海に幸をふんだんに使った海鮮そば。美味しすぎて3日連続食べた。