夜中に犬に起こった奇妙な事件

 科学と論理で書かれた冒険探偵小説である。全世界で1000千万部を超える大ベストセラーになり特にアメリカのアマゾンレビュー数が3000を超える人気ぶりである。あまり私はベストセラーは読まないが日本ではそんなに知られてないので読むことにした。主人公のクリストファーは将来科学者になりたい軽度の発達障害を持った少年である。数学も大好きで数学の上級試験を受けるため勉強している。家の近所の犬が殺された事でクリストファーが犯人を探し当てようと調査を始める。物語は意外な展開に進んでいき、読者は最後まで読まずにはいられないだろう。この小説の特異なところは数式が出て来たり素数が出て来たり理系の知識が随所に詰まっているところだろう。私は普段読まないジャンルの本だが最後まで楽しく読んだ。

 

夜中に犬に起こった奇妙な事件 (ハヤカワepi文庫)

夜中に犬に起こった奇妙な事件 (ハヤカワepi文庫)