最近の読書事情と旅行事情

  旅行中毒になりつつある。今日、ハワイから帰ってきた。男一人でハワイのホノルルに行ってきたのだ(笑)人も親切で平和的で良いところだった。日本人のリピーターが多いのも頷ける。ただ私にとっては物価が高すぎる。こないだはマレーシアのペナン島に行ってきた。日本では珍しいかもしれないが海外では街全体が世界遺産に登録されている都市がある。ポーランドクラクフとかスリランカのキャンディだったり。それと同様でペナン島の都市のジョージタウン世界遺産に登録されている。ここものんびりしていて食事も美味しくて中々楽しく過ごせた。沢山旅行にいっていると当然飛行機に乗る回数も増えてくので機内で読書をする習慣が自然と身についた。池澤夏樹氏も機内読書派らしい。最近は主に耽美系の小説にはまっている。谷崎潤一郎だとかオスカーワイルド、プルーストをくるくる回って併読している。こないだイギリスにも行ってきたのでヴァージニアウルフも再読したくなってきた。旅行はお金が底を尽きたら辞めざる得ないが読書だけは死ぬまで続けると思う。 

 

ドリアン・グレイの肖像 (新潮文庫)

ドリアン・グレイの肖像 (新潮文庫)

 

アイルランドのダブリン出身でイギリスの小説家であるオスカーワイルド。芸術のための芸術と称し耽美的な文体は多くの小説家に影響を与えた。やや難解な表現が多くちゃんと理解出来たとは言えないがストーリー自体は大変面白いしワイルドの徹底的に美にこだわる姿勢は読者に心地良い気持を与えてくれるのだ。

 

春琴抄 (新潮文庫)

春琴抄 (新潮文庫)

 

 谷崎潤一郎は偉大な小説家の一人である。谷崎の小説が母国語で読めることはとても幸福な事である。海外でも広く翻訳されいるので世界文学の一人といってもいい。耽美派としてワイルドと繋がっているが本作には素晴らしい感動もあるのだ。谷崎の他に著書も読み漁ってみようと思う。