池澤夏樹 知の読書術

 友達もいないし人嫌いだし結局自分には読書しか出来ないのだ。だから本を読む。本書には書店やインターネットでの本の探し方や、ノンフィクション、フィクション、古典の読み方、蔵書の保存方法等の本についての情報が満載である。池澤夏樹の本を買うのはこれで3冊目だが非常に好きな作家さんだ。元々自分は影響を受けやすい性格なので夏樹のような影響力の強い人には弱い。夏樹が面白いよと勧めてくれた本は2、3冊読んだ。例えばトルストイ戦争と平和やデフォーのロビンソンクルーソーは夏樹の書評がなかったら読んでいなかったと思う。夏樹の小説も大好きだ。著書の氷山の南は私の愛読書だがこれは実際に南極に取材しに行ったらしく夏樹は旅行が大好きらしい。