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長い長い読書の旅 マルセル・プルースト 「失われた時を求めて」

 まだ第一巻までの感想だが、もの凄い作品。生涯を通して読むに相応しい作品に出会えたと確信している。プルーストの絵画への膨大な知識と格調高い文体。若き日のプルーストは友人と一緒に車に乗って沢山の美術館を訪れていた。イギリスの美術評論家のジョン・ラスキンから影響を受けていた。そしてプルースト自身は著名なフェルメールの研究家だった。元々は大学で哲学を専攻していただけあって哲学的な言い回しの多々出てくる。物語の中心は芸術と哲学と恋愛である。有名なプチット・マドレーヌを紅茶に浸して食べたら過去を思い出すシーンから物語が始まる。とても難解な小説なので理解しづらい表現が何回も出てくるが、とても詩的で美しくもある。翻訳は多数あるが、いくつか読み比べた上、井上究一郎氏の翻訳が決定訳だと私は思う。気長に読書感想をブログに綴ろうと思う。読破する日を楽しみに待って。

 

失われた時を求めて〈1 第1篇〉スワン家のほうへ (ちくま文庫)

失われた時を求めて〈1 第1篇〉スワン家のほうへ (ちくま文庫)