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緑の家 バルガス リョサ

 2010年にノーベル文学賞をとったペルー出身の作家、マリオ・バルガス・リョサの代表作である「緑の家」を読了。いや〜面白かった。登場人物が沢山出てくるので名前を覚えるのが大変だった。まるでトルストイの「戦争と平和」のようだった。実際にリョサは青年期に「戦争と平和」を読んでいる。もしかしたら影響を受けてるかも。何と言っても物語の舞台がペルーのピウラという実在する都市とアマゾン川で普段私が知る事のない世界だったのでとてもエキサイトして読めた。ピウラはペルーの第2の都市でリョサは幼い時にそこで暮らしていたのだ。砂漠地帯でペルーの首都リマとはあまりいい関係ではないらしい。アマゾン川リョサが実際に訪れて綿密に調査を行った上で本書を著しているので大変リアリティがある。物語は5つに分かれていてそれがだんだんと交差して最終的に全てが繋がっていくという設定だ。ラストは若干腑に落ちない点もあったがペルー人の南米の生活様式についてはとても興味深く読めた。他にも多数の小説があるのでまた機会があればリョサの作品を読んでみたい。

 

緑の家(上) (岩波文庫)

緑の家(上) (岩波文庫)