ヘミングウェイ全短編 1 と 2

ヘミングウェイのキリマンジャロの雪を含めた短編集1と2を読了。また全短編を全て読んだ訳ではないが、本作を読む事によって少年時代のヘミングウェイやパリ時代の彼の実際の体験が色濃く反映されている。ある意味では半自伝的な作風だ。そして改めてキリマ…

スーラ

トニ・モリスンのスーラを読了。モリスンの本は時にとても難解である。それでも彼女の神話的な語り口はとても惹きつけられる。文体が叙情性があり美しいのである。本書はスーラとネルの少女同士の友情を描いた小説である。少女から大人になるまでの長い友情…

ヘミングウェイ短編集

ヘミングウェイの生き方が好きだ。彼みたいに旅をしながら住む場所を変えながら生きるスタイルに憧れる。シカゴで生まれパリで文学修業しキューバに移住しアフリカを旅しながら小説を書いた。そして自然や動物がすきだった。彼は少年時代から狩猟が好きで作…

魔法の樽

バーナード・マラマッドの魔法の樽を読了。短編集だがどの作品も非常に面白かった。翻訳は新訳だそうだそうでとても読みやすかった。マラマッドの作品は今まで何回も訳されていて多くの翻訳者たちが彼の作品を褒め称えている。本作家に限ったことではないが…

本を読む人

今年最初の本だ。いい本を読んだ後の読後感に浸っている。パリ郊外に住んでいる貧しいジプシーの大家族は母1人、成人した子供5人、その嫁の義理の娘4人、孫8人でキャンピングカーの中で荒れ果てた土地に暮らしている。当然、子供達は学校にも行っていたいの…

チェコ、プラハに行ってきた!

もう50ヶ国ぐらい旅行に行っている。旅するのが疲れる時もあるがそれでも旅をするのが楽しいのだ。まさか自分がこんなに沢山の国を旅行で来たなんて信じられない。とても幸運だったと思う。まだ行っていない国も沢山あるが、ひとまずちょっとしばらく旅行に…

キャサリン マンスフィールド

キャサリン マンスフィールドの短編集を読了。マンスフィールドはヴァージニアウルフの交友関係を調べてたら彼女の存在を知った。一言で言って非常に優れた小説家だなと思った。人生の悲哀とか孤独を絶妙な文章で描ける作家だ。マンスフィールドの小説修業は…

なぜ旅の出るのか?

相変わらず旅行に行っている。もう日本、台湾、バチカン市国とマカオと香港を含めると49カ国になる。殆どの貯金は旅費に費やした。来年でパスポートは切れるが50カ国ぐらい10年間で行った事になる。もっと旅をしたい。新しい全く見知らぬ土地を歩きたい。先…

インド夜想曲

とても美しい小説だった。150頁程の中編小説である。私がなぜこの本を手に取ったか。タイトルが気になった。インドを舞台にした小説が面白くないはずがない。ボンベイ、ゴア、マドラスと私が旅したインド旅行とルートが一緒だったので尚更読みたくなった。そ…

ダブリナーズ

本当に久しぶりの読書である。最近はランニングとウォーキングを趣味にしていて読書に気持が行かなかった。元々読書が苦手だったのもある。集中力が続かないのだ。それでもダブリナーズを読んだ。面白かった。その一言に尽きる。私が2年ぐらい前にタブリンに…

注意喚起!最新ウズベキスタン旅行情報。

今日、ウズベキスタン旅行から帰って来ました。今年に入ってから日本人向けのビザが免除になったので行ってきました。2週間程の日程でウズベキスタン各地を回りましたがかなり楽しい旅行でした。ネットで一部情報が錯綜しているので私が実際に訪れてみて気付…

昨今の旅行事情。 40カ国制覇!

軽い鬱病になってから抗鬱剤を飲みながら、旅行に行っている。心療内科にも通院している。私は中学時代不登校だった。新学校だったので単純に勉強についていけなかったからだが、精神的な問題もあった。中一と中二は全く学校にいってなかったが中三から保健…

チェーホフ 桜の園

本当に久しぶりの読書である。無気力で怠惰な生活をずっと送っていた。根が横着なので基本的には何をするにも億劫なのだ。チェーホフの作品を初めて読む。久しぶりに本を読破出来たのでとても嬉しい。 桜の園 (岩波文庫) 作者: チェーホフ,小野理子 出版社/…

フィンランドとエストニアとデンマークに行ってきた!

極寒の寒さだったけど、寒さには強いのかそんなに気にならなかった。旅は楽しいな〜〜

キャロル

長らく読書から遠ざかっていた。理由は単純に読む意欲が湧かなかったからである。でももう2018年に入ったので少しずつだが、読んでいこうと思う パトリシア・ハイスミスのキャロルを読了。率直にいって大変面白い小説だった。レズビアン小説と聞くと同性愛者…

マルタ共和国に行ってきた! 🇲🇹

もうかなり疲れているけど旅行は続けている。ジョブズはGo to travelと言ったから私はジョブズの言葉に影響を受けて旅をしている。ただお金がもう底を尽きたので今年はもう旅行に行けない。体力的な問題もある。月一でヨーロッパを往復するのは疲れる。鬱病…

トーマスマン 魔の山 再読

魔の山は私の読書遍歴の中で特に好きな作品だ。 だから今回再読する事にした。最初は高橋義孝氏が訳した新潮文庫で読んだが、今回は岩波文庫で読んでいる。名著は数多くの翻訳があるので自分にあった翻訳者を見つけて読めるのがいい。実をいうと今ドイツのミ…

ドイツのミュンヘンにあるノイエ・ピナコテークに行ってきた!!

また旅行に行っている。そろそろ貯金も尽きてきたのでもう今後は頻繁に行けないかも知れないが、でももう30カ国以上沢山の都市に行ってきたので満足しているし後悔も無い。今、ドイツのミュンヘンにいるのだがやはりヨーロッパ旅行中は美術館に行くに限る。…

ヴァージニア ウルフ 燈台へ

ウルフは私の好きな小説家だ。自分と価値観が似ているからだと思う。彼女に唯一残された快楽が食べる快楽だったのにとか。(ダロウェイ夫人より) 嫉妬の苦しみ(ダロウェイ夫人より)とか。ウルフ自身は10代の頃から母親の死をきっかけに精神に異常をきたし、そ…

失われた足跡

カルペンティエルの失われた足跡を読了。勿論、メキシコ旅行中にラテンアメリカ文学を読もうと思い本書を買った。都会で虚しい生活をしていた音楽家が幻の楽器を手に入れるために密林への足を運ぶ冒険小説だ。元々カルペンティエルは音楽の評論家らしく本書…

メキシコに行ってきた!!!(アイフォンを盗まれた!!)

ちょっと睡眠導入剤を飲みながら旅行には行っている。もう心身ともに疲れ果てているが旅行は続ける。旅行自体は楽しい事だけど辛い時も勿論ある。唐突に訪れる理不尽にあってとても落ち込む時がある。自分のメンタルの弱さにびっくりするが何とか薬でカバー…

インドへの道

フォースターの代表作でもあるインドへの道を読了。彼は異なる価値観を結びつける事を主題にしてきた作家だ。今回も同様にイギリス人とインド人、支配者と被支配者をどうやって宥和できるかという非常に難しい問題に取り組んだ。 私はインドとイギリスもどっ…

母と息子の囚人狂時代

見沢知廉である。私自身は中学校は一年の一学期を除いて全く学校には通わなかった。誰かにイジメられているという訳ではなく単純に勉強についていけなかったのが不登校になった理由だ。家に引きこもってドストエフスキーの本を読むようになってから見沢知廉…

夜と霧

初版は2002年ではあるが私が購入したのは2016年の29刷のである。これだけ長く読み継がれている歴史的な名著なのだ。著者のフランクルは心理学に精通した人で学生時代にはフロイトに師事していた。学術的な専門用語も頻出するのでしっかり噛み砕いて読まない…

眺めのいい部屋

フォースターの眺めのいい部屋を読了。すっかりハワードエンドを読んでからフォースターの小説にハマってしまった。翻訳の質があまり良くないので読む側にも読解力が必要になってくるが、その苦労を感じさせないほどこの小説は面白い。物語は主人公のルーシ…

ハワーズ・エンド

フォースターのハワーズ・エンドを読了。いやあ面白かった。久し振りに読破できた本に出会えた。20世紀初頭にはイギリスから優れた小説が沢山誕生したがフォースターの作品もその一つだ。題名のハワーズ・エンドとはロンドン郊外にそびえ立つ邸宅の名前で物…

インドの旅 インド4大都市制覇!!

3年ぶりにインドに行ってきた。デリーとコルカタにはもう前回のインド旅で行っているので今回はムンバイとチェンナイに行ってきた!!なぜ私がまたインドに行こうと決めたのかというと、日本人のビザが免除されたからだ。正確にいうとアライバルビザだがこれ…

夜中に犬に起こった奇妙な事件

科学と論理で書かれた冒険探偵小説である。全世界で1000千万部を超える大ベストセラーになり特にアメリカのアマゾンレビュー数が3000を超える人気ぶりである。あまり私はベストセラーは読まないが日本ではそんなに知られてないので読むことにした。主人公の…

モーパッサン

今まで短編小説は宮沢賢治の作品ぐらいしか読んでいなかったが、モーパッサンの短編は非常に面白い。最初にモーパッサンの代表作である「女の一生」を読んで彼のペシミズム的な世界観に魅了された。あまりフランス文学はバルザックの短編とプルーストぐらい…