母と息子の囚人狂時代

見沢知廉である。私自身は中学校は一年の一学期を除いて全く学校には通わなかった。誰かにイジメられているという訳ではなく単純に勉強についていけなかったのが不登校になった理由だ。家に引きこもってドストエフスキーの本を読むようになってから見沢知廉…

夜と霧

初版は2002年ではあるが私が購入したのは2016年の29刷のである。これだけ長く読み継がれている歴史的な名著なのだ。著者のフランクルは心理学に精通した人で学生時代にはフロイトに師事していた。学術的な専門用語も頻出するのでしっかり噛み砕いて読まない…

眺めのいい部屋

フォースターの眺めのいい部屋を読了。すっかりハワードエンドを読んでからフォースターの小説にハマってしまった。翻訳の質があまり良くないので読む側にも読解力が必要になってくるが、その苦労を感じさせないほどこの小説は面白い。物語は主人公のルーシ…

ハワーズ・エンド

フォースターのハワーズ・エンドを読了。いやあ面白かった。久し振りに読破できた本に出会えた。20世紀初頭にはイギリスから優れた小説が沢山誕生したがフォースターの作品もその一つだ。題名のハワーズ・エンドとはロンドン郊外にそびえ立つ邸宅の名前で物…

インドの旅 インド4大都市制覇!!

3年ぶりにインドに行ってきた。デリーとコルカタにはもう前回のインド旅で行っているので今回はムンバイとチェンナイに行ってきた!!なぜ私がまたインドに行こうと決めたのかというと、日本人のビザが免除されたからだ。正確にいうとアライバルビザだがこれ…

夜中に犬に起こった奇妙な事件

科学と論理で書かれた冒険探偵小説である。全世界で1000千万部を超える大ベストセラーになり特にアメリカのアマゾンレビュー数が3000を超える人気ぶりである。あまり私はベストセラーは読まないが日本ではそんなに知られてないので読むことにした。主人公の…

モーパッサン

今まで短編小説は宮沢賢治の作品ぐらいしか読んでいなかったが、モーパッサンの短編は非常に面白い。最初にモーパッサンの代表作である「女の一生」を読んで彼のペシミズム的な世界観に魅了された。あまりフランス文学はバルザックの短編とプルーストぐらい…

今まで行った国と都市リスト

最近は中国に行ったりベトナムに行ったり相変わらず旅行を続けている。ちょっとこれまでの旅行経験を振り返ってみようと思う。 シンガポール タイ(バンコク、プーケット、チェンマイ) インドネシア(ジャカルタ、ジョグジャカルタ、バリ島) マレーシア(クアラ…

魅惑のヴィクトリア朝 アリスとホームズの英国文化

丁度、ヴィクトリア朝時代のイギリスの小説や絵を観ていたら本書に出会った。オスカーワイルドやジョンラスキンやラファエル前派が活躍した偉大な時代である。つくづくイギリスは凄い国だなと思う。今年の2月にロンドンに旅行に行ってラファエル前派のミレイ…

元不登校児でメンヘラ男が世界30ヶ国を旅してきた!

今、ドイツのフランクフルトにいる。とうとう30カ国踏破した。本当に嬉しい。二十代最後に何とか達成できた。自分の一生を振り返ってみるだけで落ち込む。典型的なドロップアウト組の人生だったから。中学は進学校に通い一年の夏休み後に勉強についていけず…

ドリアン グレイの肖像

読書するのは楽ではない。読書をするには3つの段階に分けられる。読んで理解してそして生産する。いつも読破する事は出来るが内容を理解するまでが大変だ。だから私は名著は最低でも二回は読まないといけない。再読に値する名著はまず初読は読み通す事だけに…

素数たちの孤独

普段、私はあまり恋愛小説は読まないが本作は読み通すことが出来た。基本的に飽きっぽくて忍耐力が足りないのでつまらない本だったり難解で理解出来ない本は途中で放棄する癖がある。だから私が読破出来た本はそれだけで素晴らしい本という事になるので必ず…

幸福な王子 オスカーワイルド

オスカーワイルドが大好きだ。タブリンを旅行中に彼のポストカードや彼の写真を街中で至る所に見掛けた。アイルランドでとても尊敬されている偉大な作家なのだ。顔もハンサムだしとてもお洒落さんなので何だか見惚れてしまった。ワイルドはダブリンの上流階…

オーストラリア旅行記

今リアルタイムでオーストラリアのメルボルンにいます。物価が高い(500㎖のコーラが300円ぐらい)ですが無料の博物館や美術館があるのでかなり楽しいですよ。 シドニーは美しい都市でした。旅行中にオーストラリアの歴史について少し勉強しました。オーストラ…

至福の時

最近は二週間に一回のペースで海外旅行に行ってる。体力的にたまにきつい時があるけど非常に充実した日々を送ってる。たまに旅行に行くのが億劫になるが自分のような生活をしている人はあまりいないと思うので感謝しながら日々を過ごしている。今日、アイル…

最近の読書事情と旅行事情

旅行中毒になりつつある。今日、ハワイから帰ってきた。男一人でハワイのホノルルに行ってきたのだ(笑)人も親切で平和的で良いところだった。日本人のリピーターが多いのも頷ける。ただ私にとっては物価が高すぎる。こないだはマレーシアのペナン島に行って…

池澤夏樹 知の読書術

友達もいないし人嫌いだし結局自分には読書しか出来ないのだ。だから本を読む。本書には書店やインターネットでの本の探し方や、ノンフィクション、フィクション、古典の読み方、蔵書の保存方法等の本についての情報が満載である。池澤夏樹の本を買うのはこ…

ブッダ物語

毎日生きるのが苦しくて疲れた疲れた疲れたと言いながら過ごしている。結局のところ私にとって最終的な幸福は死ぬことである。この世に起きる全ての出来事は無常なのである。一切合切は変わっていき不変のものなど存在しないのだ。私はそう解釈した。この世…

超近未来都市 ドバイに行ってきた!

抗鬱剤に最近は依存気味なので少し減らさないとまずい。二度の痔の手術後も好き勝手に旅行に行ってたりしてたせいか痔瘻術後障害の後遺症も残ってしまった。もう身体中ボロボロである。相変わらず旅行は続けている。今回の旅行先はアラブ首長国連邦。何もか…

カフカ 変身

カフカの小説を初めて読破した。変身は朝起きたら自分の姿が虫に変わっているという大変ユニークな設定の小説だ。次は城を読んでみようと思った。 カフカ ポケットマスターピース 01 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) 作者: フランツカフカ,多和田葉子,Franz …

マクベス

シェイクスピア四大悲劇のうちの一つである。シェイクスピアの翻訳は多数あるが松岡和子さんの翻訳が私には合っている。ちくま文庫から全集が出ているのでコツコツ集めて行こうと思っている。 シェイクスピア全集 (3) マクベス (ちくま文庫) 作者: W.シェイ…

オランダ旅行記

今回の旅はイギリスとオランダに行って来ました。美術館巡りの旅です。オランダではゴッホ美術館と有名なフェルメールの真珠の耳飾りの少女があるマウリッツハイス美術館に行って来ました。どちらも非常に充実した美術館でした。残念ながらゴッホ美術館は撮…

ロンドン旅行記2

今日はコートールド協会美術館に行って来ました。こじんまりとしていて小規模な美術館なのに作品はかなり充実しています。ゴッホ、モネ、ドガ、セザンヌ等、目白押しです。小さい美術館なので人混みも無くて1人でゆっくり鑑賞出来ました。時間が経つのを忘れ…

ロンドン旅行記

今、ロンドンのホテルからこのブログを買いています。相変わらず旅を続けてます。やっぱり異文化体験は楽しいです。 ビックベンの鐘の音を聞きました。 街を散歩しながらいつも通り美術館に行ってきました。まずはロンドンナショナルギャラリー。 スーラの大…

ゴッホ〈自画像〉紀行

長らく読書から遠ざかっていた。読む集中力が無いのだ。そんな時は新書から読み始める。ゴッホの自画像に特化したのが本書である。しかもカラーで絵が掲載されてるため非常に見やすい。ゴッホといえば向日葵の絵が有名で、精神を病んで苦悩して自殺した狂気…

28カ国目 スペインに行ってきた!

今日、スペインから帰って来た。 月一のペースで旅行に行ってる。ヨーロッパと日本を往復するのは結構疲れるけど家でじっとしていられない性格なので旅を続けている。 いつも通り美術館に行って来た。沢山回ったけどマドリードのティッセン・ボルネミッサ美…

イタリアに行ってきたよ。

イタリア、平和でとてもいいところだったよ。

ミラノ 霧の風景

須賀敦子がイタリア在住時の体験を綴ったエッセイ集である。 ミラノ霧の風景 (白水Uブックス) 作者: 須賀敦子 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 1994/09 メディア: 新書 クリック: 2回 この商品を含むブログ (10件) を見る

遂に25カ国目モンゴルに行ってきた!And 今まで行った国リスト!

今日モンゴルから帰ってきた。食事が美味しくて楽しかったですよ。 そして遂に25カ国行きました。正直嬉しくてしょうがない。 行った国リスト。 アメリカ。 フランス。 ポーランド。 ロシア。 トルコ。 スリランカ。 バングラデシュ。 ネパール。 インド。 …

ビラヴド

1993年にアフリカ系アメリカ人女性として初のノーベル文学賞を受賞したトニ・モリスンのビラヴドを読了。圧倒的読後感というか素晴らしい小説を読み終わった後の達成感に浸っている。なぜこんなに良い小説が絶盤になっているのか全くの謎である。普通の書店…

長い長い読書の旅 マルセル・プルースト 「失われた時を求めて」

まだ第一巻までの感想だが、もの凄い作品。生涯を通して読むに相応しい作品に出会えたと確信している。プルーストの絵画への膨大な知識と格調高い文体。若き日のプルーストは友人と一緒に車に乗って沢山の美術館を訪れていた。イギリスの美術評論家のジョン…

わたしの名は赤 オルハン・パムク

2006年にノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムクは故郷のイスタンブールを舞台に本作を書き上げた。学生時代は画家を目指していただけあって絵画への造詣も深い。オスマン帝国時代のお話なのでちょっと日本人には馴染みが薄いので分かりづらい点もあるが…

ラテンアメリカ十大小説 木村榮一

ラテンアメリカ文学の入門書である。新書なので文字数も多くなくリラックスして読める。本書を参考に何作か読んでみたいのが見つかった。例えば失われた足跡とかは超面白そう。ラテンアメリカ文学といえば幻想的で魔術的な作品が有名である。私は基本的にペ…

ロミオとジュリエット

イタリアに行きたくてしょうがない。ロミオとジュリエットの舞台はイタリアのヴェローナである。世界中で読み継がれる作品を読む事はあまり無い。私は捻くれ者だからあまり名作は読まない。でも私の尊敬している作家さん達が皆シェイクスピアのロミオとジュ…

ヴェニスに死す

ヴェニスに行きたい。ヴェニス(ヴェネチア)は世界で最も美しい都市と皆が声を揃えて言う。トーマス・マンのヴェニスに死すは昔の作品だが名作は衰える事はない。ドイツ文学者の高橋義孝氏の翻訳は大変素晴らしくマンの文体をそのまま日本語に訳している。映…

緑の家 バルガス リョサ

2010年にノーベル文学賞をとったペルー出身の作家、マリオ・バルガス・リョサの代表作である「緑の家」を読了。いや〜面白かった。登場人物が沢山出てくるので名前を覚えるのが大変だった。まるでトルストイの「戦争と平和」のようだった。実際にリョサは青…

フランスに行ってきたよ!

今日フランスから帰ってきた。いやーかなり疲れたわ。パリしか行ってないけど楽しかった。よくフランス人は冷たいとか言われるけどそんな事はなくて思ってたよりもまあまあ親切だった。パリ症候群なんて言葉があるぐらいだから行く前はかなりビビってたけど…

台湾の高雄に行ってきた! タイガーエア台湾を使っての感想。ドカ食い。

大好きな台湾にチケットが安く取れたので行ってきた。台北には行った事があったが台湾第二の都市といわれる高雄には今回初めていく。タイガーエア台湾というLCCで往復券が2万円で取れたので割と満足している。高雄への直行便はなかなかないので、非常にこれ…

祝ASEAN制覇! ブルネイに行ってきた!

今日、ブルネイから帰ってきた。ASEAN10カ国全部行った。非常に感慨深い気持ちだ。まさか本当に東南アジア全部回れるとは思わなかった。でもこうやって実現したのだ。やはり何事もやってみないとわからない。両替詐欺やバックのファスナーを開けられ危うく中…

祝20カ国突破。 ラオスに行ってきた!

2009年にパスポートを取得してからようやく20カ国を訪問した。長かった。自分がマイペースで出不精なので7年ぐらいかかってしまった。一つ一つの国をゆっくり観て回りたいのでまとめて何カ国も観光するのは得意ではない。でも本当に嬉しい。いつも病気を患っ…

ダロウェイ夫人

ヴァージニア・ウルフのダロウェイ夫人を読了。古本屋でこの小説に出会った。白と紫色の花の表紙に惹かれ購入した。モダニズム小説の傑作らしく詩的で大変耽美的な文章であった。ロンドンという名の大都市での日常的な生活が物語の舞台だ。1920年代当時のロ…

母をお願い

申京淑は韓国の女流作家だ。韓国では母をお願いは580万部の大ベストセラーとなり世界中で翻訳され日本でも出版された。読んでいて韓国は苦悩の国だなあとつくづく思った。トルストイやドストエフスキーの作品のように心理描写が非常に多い。田舎から上京し…

松本清張 点と線

身体中治療をしているせいで、旅行に行きたくても行けない。結局、今、皮膚科、心療内科、整形外科、歯科、肛門科に通院している。正直に言ってただ単に自己管理が出来ていないダメ人間なのである。最近は挿画入りの小説を読む事が多い。今回も挿画付きの大…

巨匠とマルガリータ

読み始めたら止まらない。そんな面白い小説である。池澤夏樹の世界文学全集で初めて「巨匠とマルガリータ」を知ったのだが、今まで読んできたロシア文学とは違う全く新しい奇想天外小説だと思った。ラテン文学のマジックリアリズムに通じる非日常的な面白さ…

戦争は女の顔をしていない

スヴェトラーナ. アレクシエーヴィチの処女作で彼女の代表作である。ヨーロッパでは舞台化もされている。ソ連では第二次世界大戦中に戦った女が多数いた事はあまり知られていない。戦争を体験した女性達から話を聞いたインタビュー集である。 職業は兵士や…

ロシアの絵本

去年、ロシアに行った時にエルミタージュ美術館のお土産屋さんでロシアの絵本を買った。童話の短編集である。絵の色使いがとても鮮やかで見ていた癒された。ロシアの物語では末っ子が主人公になる可能性が高いと思った。

ジョン・レノンが見た日本

ジョン・レノンが日本語を勉強していたことは知られているが本書はジョンが日本語を勉強した時に書いたスケッチ集である。ジョンのことは割と私は詳しい方である。毎年年末に開催されているオノヨーコのスーパーライブにも行ったことがあるし(彼女の雄叫び…

チェルノブイリの祈り

スベトラーナ・アレクシエービッチのチェルノブイリの祈りを読了。スベトラーナは2015年のノーベル文学賞受賞作家である。ドキュメンタリー作家、ジャーナリスト作家の初の受賞といっていい。本書はチェルノブイリ原発事故の実際の被害者へのインタビュー集…

ミャンマーに行ってきた! 世界三大仏教遺跡制覇!

今、整形外科と心療内科と歯科と肛門科に通院している。来月は痔瘻の手術日だ。医師に海外旅行はあまり勧められないと言われているがこっそり旅行には行く。旅行が大好きだし知らない人と話すのも楽しい。自分の道を歩みたい。ほんの少しづつでもいい。前に…

ポーランドに行ってきた!! LOTポーリッシュ エアラインを使っての感想。

今日、ポーランドから帰ってきた。ワルシャワとクラクフの二都市に行ってきた。ポーランドの街並みは日本よりも清潔で治安も良くとても楽しい旅行だった。今年の1月からポーランドのフラッグキャリアのLOTポーリッシュエアラインが成田ーワルシャワ間を就航…