池澤夏樹 知の読書術

 友達もいないし人嫌いだし結局自分には読書しか出来ないのだ。だから本を読む。本書には書店やインターネットでの本の探し方や、ノンフィクション、フィクション、古典の読み方、蔵書の保存方法等の本についての情報が満載である。池澤夏樹の本を買うのはこれで3冊目だが非常に好きな作家さんだ。元々自分は影響を受けやすい性格なので夏樹のような影響力の強い人には弱い。夏樹が面白いよと勧めてくれた本は2、3冊読んだ。例えばトルストイ戦争と平和やデフォーのロビンソンクルーソーは夏樹の書評がなかったら読んでいなかったと思う。夏樹の小説も大好きだ。著書の氷山の南は私の愛読書だがこれは実際に南極に取材しに行ったらしく夏樹は旅行が大好きらしい。

 

 

 

ブッダ物語

  毎日生きるのが苦しくて疲れた疲れた疲れたと言いながら過ごしている。結局のところ私にとって最終的な幸福は死ぬことである。この世に起きる全ての出来事は無常なのである。一切合切は変わっていき不変のものなど存在しないのだ。私はそう解釈した。この世の苦しみや痛みとどうやって接していけばいいのか、その答えを仏教に求めたのだ。私は二年前にブッダが修行した北インドにも行ってきたし諸説はあるがブッダの生まれた国のネパールにも行ってきた。カトマンドゥにある大変立派なストゥーパ(仏塔)も見てきた。

 ブッダはジッダルタという名前で王族の家庭に生まれてきたのだ。王子として幼少期のブッダは何不自由のない恵まれた環境で育ちそこから出家したのだ。ブッダは激しい苦行を積んだ後に悟りを開きその教えをベナレス(現在のヴァラナシ)で弟子に授けた。ブッダは長い間一ヶ所の場所に留まらず常に移動して布教活動をしていた。死ぬ間際にも故郷に戻るための旅を続けていたブッダは道中に倒れ死去した。仏教学とインド学専門の中村元氏と仏教文学者の田辺和子氏が著した本書はとても読み易い。ブッダは法の教えを常に一番に考えろと言った。インド人は法をダルマと呼び元々は道理や理法の意味があり漢訳仏典で法と訳されたのだ。インドを起源に生まれた仏教は中国に伝わりそして日本にも伝わった。 

 もっと仏教とインドを知る意味でもまたインドに行きたいなと思った。ムンバイとチェンナイにはまだ行ったことが無いから。

 

ブッダ物語 (岩波ジュニア新書)

ブッダ物語 (岩波ジュニア新書)

 

 



超近未来都市 ドバイに行ってきた!

 抗鬱剤に最近は依存気味なので少し減らさないとまずい。二度の痔の手術後も好き勝手に旅行に行ってたりしてたせいか痔瘻術後障害の後遺症も残ってしまった。もう身体中ボロボロである。相変わらず旅行は続けている。今回の旅行先はアラブ首長国連邦。何もかもが新しい超近代都市である。久しぶりに旅先に行って衝撃を受けた。ドバイの街中を歩いているとわかるが活気があってエネルギーに満ちた都市である。歩いてるだけでも楽しい。イスラム教とSF映画の融合だ。生きていくのが心底苦しいが不平や不満をいってもしょうがない。前に進むことを止めてはいけない。

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カフカ 変身

 カフカの小説を初めて読破した。変身は朝起きたら自分の姿が虫に変わっているという大変ユニークな設定の小説だ。次は城を読んでみようと思った。

 

 

 

マクベス

シェイクスピア四大悲劇のうちの一つである。シェイクスピアの翻訳は多数あるが松岡和子さんの翻訳が私には合っている。ちくま文庫から全集が出ているのでコツコツ集めて行こうと思っている。

 

シェイクスピア全集 (3) マクベス (ちくま文庫)

シェイクスピア全集 (3) マクベス (ちくま文庫)

 

 

 

オランダ旅行記

 今回の旅はイギリスとオランダに行って来ました。美術館巡りの旅です。オランダではゴッホ美術館と有名なフェルメール真珠の耳飾りの少女があるマウリッツハイス美術館に行って来ました。どちらも非常に充実した美術館でした。残念ながらゴッホ美術館は撮影禁止でしたが、とにかく見やすく立派な建物でした。デン・ハーグにあるマウリッツハイス美術館は今迄訪れた美術館の中でも特に綺麗な美術館でした。主要な作品には日本語のオーディオガイドもあるのでより作品の理解も深まりました。

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アムステルダムの街並み

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マウリッツハイス美術館

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デルフトの眺望

プルーストも大好きだった作品

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美術館前にある池

 

ロンドン旅行記2

 今日はコートールド協会美術館に行って来ました。こじんまりとしていて小規模な美術館なのに作品はかなり充実しています。ゴッホ、モネ、ドガ、セザンヌ等、目白押しです。小さい美術館なので人混みも無くて1人でゆっくり鑑賞出来ました。時間が経つのを忘れるほどに。

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実際にスーラの点描画を観るとものすごく手間がかかっているのがわかります。スーラの美への探究心が伝わって来ました。

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モネ

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マティス